electrictry’s diary

2024年自由律俳句を知る

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

青空に飛ぶ鳥描く空模様

気持ちのいい青空を、空高く優雅に飛んでいる鳥。円を描くようで、細かなジグザグ運動もしている。まるで何かを描いているようだ。

もぎたての初ものはネットよりも徒歩

退職される人へのちょっとしたプレゼントを考えていた。レビューを読んだり、ネットで数時間悩み、疲れて買い物を断念する。しかたなく仕事帰りに雑貨屋に寄ると、自分も欲しくなるような新商品が目に飛び込んできた。やはり目の前にあるってすごい。

待ち合わせ時間間違いけつ痺れ

硬い椅子に座っていると痺れる。

親の老い心配無用と元気な祖父母

元気で活き活きと生活している高齢者がいると安心する。

ツツジ蜜共に吸った友今何処

小学3年生だったか、ツツジの蜜の吸い方を教えてくれた。甘くておいしくて、ツツジの花をたくさんちぎって、吸った。吸っても吸ってもたくさんある花に、笑いがとまらなかった。しかし、その友人も引っ越して行った。今はどこにいるのかな。

無意味を強いると無思考育つ

当たり前、当然、常識、無駄、無意味など、すぐに口に出す人に何かを教えてもらうことは、息苦しく、自由を奪われるような気持ちになる。

コピーと本物の違いは芯の有無

自分の歌を歌ってる人とそうでない人の歌を聴き比べると、芯があるかないかだった。

百年は一瞬が百回だナンマイダ

一年は瞬く間に過ぎるな~。

日々変わる似合うと着たいの割合が

老いてますます服の趣味が安定しなくなった。

とどのつまり全ての仕事はうんこ処理

健康に楽しく毎日を過ごすには、まず気持ちよくうんこをすることにある。 気持ちよくうんこができるように、いろいろと考えている人たちがいる(社長)。そのいろいろと考えている人たちが、考えに集中できるように、身の回りの世話をする人がいる(専務)。…

エコよりもスピード重視で捨てるだけ

時間がないと適当な紙で作っていたメモ帳も買ったほうが早いと思ってしまう。

しわよせの波の時間差ありすぎる

高齢化や人手不足が深刻化していく中、先のことを考えると不安になる。いよいよ介護が必要になった時、今とは違う補助の仕方になっているだろう。

いつまでもわからないから面白い

考えても考えてもはっきりしないもの。だんだん笑えてくる。

旧友は相変わらずのイエスマン?

年1、2回遊ぶ友人がいる。お互いに老後のことを考える年齢になった。友人は学生時代から自分の意見をしっかりもっているが「声」に頼らない。無口でおとなしい人。イエスだと「はい」、ノーだと黙るという感じだ。付き合いが長いとイエスの微妙な変化で心が…

フレーフレーとポンポン桜揺れている

枝先に丸く集まった桜の花が、まるでポンポンのようで、春からの新しい一歩を応援してくれているように風に揺れている。

もやかかる育てられてるそのうちは

自分の足で歩き出してから、いろいろ見えてくるものがある。

生と死の覚悟をみてる命から

草花や動物を育てているだけでも、生きることへの覚悟を学ぶ。まだ覚悟という言葉を知らない子どもの頃から学んでいる。

桜より梅が見たいと言う児童

小学一年生の友人の子どもが、桜よりも梅が見たいと言う。私が同じような年頃の時は、桜と梅の区別がついていただろうか。

靴置いて便所スリッパでどこいった

便所スリッパじゃなくて、誰かの靴が置いてあった。便所スリッパでどこにいったんだろう。

先人の面影勇気湧いてくる

手術前の不安な気持ちに必ず思い出す亡くなった人たち。ずっと寄り添ってくれているようだ。

長生きは自立に左右されるのか

自分自身のケアがしっかりできないと長生きはむずかしい。歯科定期検診でいつも思う。

いつまでも飽きない者が主人公