electrictry’s diary

2024年自由律俳句を知る

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

かけがえのないもの

きっかけで 出会えた 触れ合えた 繋がれた かけがえのないものと 今ここにいる理由 かけがえのないものに 出会うためだったのか そしてかけがえのないものが 生み出される あの場所に また戻っていくのだろうか

きっかけ

この世界は役が多い 役をこなしている間は 与えられた場所の中での 日向ぼっこができる しかしなりたい自分を見つけて 役を変更するには 大変な労力が必要だ 役はなんのためにあるのだろう わたしは兄だから妹の面倒を見る いやちがう わたしよりも小さいか…

うしろのやつ

わたしの後ろをついてくる わたしの真似をしたがる わたしのものを欲しがる ときどきうっとおしいやつ いつの間にか「兄」という役を与えられた

この二人がわたしの父と母という役をしている この二人は役についてたまに言い争いをしている 嫌な気分になる そんなときは目をつむっておくか 二人から離れて空でも見るといい わたしはこの二人の関心から 逃れることはできない それはずっと前からわかって…

らしさ

赤い子のグループ 青い子のグループ 赤い子は赤い子らしく 青い子は青い子らしく いつの間にかグループに入っていた 本当は青ではなく 水色が好き それも海ではなく空のほう 季節は夏 夕立の後の空 気持ちをどう伝えたらいいんだろう グループを離れるとどう…

物語

誰かが輝いて見えるときがある わたしよりもジャンプが高い わたしよりも足が速い わたしよりも注目される わたしはこの人の物語のわき役なのか もしくはわき役にもなれないのか 親の物語の中では 中心におかれることもある でも誰かの物語の中にいると思う…

共感

気晴らしに歌ったり踊ったりしていると 不安がやわらぐ 誰かと一緒だと楽しくなる わたしは共感がほしかったのか 生きている不安に共感してほしかったのか 先輩として何か教えてくれるのではない 答えではない 「わたしも不安なんだ」と

違和感

先に生きている先輩たちに 生きている不安を打ち明けた 先生は「友人をつくり、外で遊ぶといい」 親は「善い行いをすれば天国に行ける」と言う 生きている不安は考えてはいけないことのような気がした 楽しそうな人を見ると 何かわたしと違う気がした

不安

わたしよりも先にこの世界にいる人よりも いた人たちのほうがたくさんいる わたしもいつかはいた人になるのかな 体は自由に動かせるけれど 不随意筋は動かせない 息を止めると苦しい 自由なようで自由ではない 怖い わたしはどこにいたんだろう どこから来た…

わたし

いろんな形を知った 形の中にある形 形の外にある形 「木」「山」「雲」「地球」 見えない形 「勇気」「希望」 どうしてそれがあると思うのだろう 形を考えている形 わたしは「わたし」と出会う 色が風が祝福しているようだ

硬い、冷たい、苦い 強いエネルギーが 刺激してくる 激しく温かい振動が 刺激してくる 振動を真似てみた 「はっぱ」 はっぱという形を知った

知覚

眩しい 結合していたものが離れていく 違う世界が見えてくる

認識

気持ちよく踊っていたいのに 眩しくて踊りを中断してしまう この眩しさはなんだろう 怖いけれど知りたい

感覚

離れたり、近づいたり、早く、ゆっくり リズムに合わせて踊っている

始まりの前

何も無いようで何かに満たされている